エッチング加工プロセス解説：剥離～乾燥～検査～梱包編
ここからはちょっと駆け足になりますが、剥離～乾燥～検査～梱包工程までをまとめて解説していきます。
まずは剥離工程です。
エッチング加工が完了し、お役御免となったレジストを除去していきます。
使用しているレジストは酸に強くアルカリに弱いという特徴を持っている為、アルカリ系の薬品を用いて剥離します。
剥離工程でレジストを除去した後、そのまま洗浄工程に送って薬品と純水を用いた最終洗浄を行い、洗浄後しっかりと乾燥させます。
ここまでで一連のエッチング加工プロセスは完了となります。
加工が完了した製品はシートのまま検査工程に送られ、画像測長機による寸法測定、目視による外観検査を行い、合格したもののみを出荷対象とします。
尚、検査工程まで製品はシート状態のままで流動しており、検査工程の中でシートから切り離す「断裁」という作業を経て、ようやく個片単位の製品になってきます。
個片に分割した製品は様々なサイズ、形状をしていますので、梱包方法は製品によって異なります。
積み重ねるもの、袋詰めするもの、トレイに入れるものなど、それぞれ仕様に応じた梱包形態とし、順次出荷されていきます。
ちなみにここまでの工程で完成となる製品ばかりでなく、この後エッチング以外の色々な追加工をする製品がたくさんあります。
その場合はお客様のところではなく、次の加工工程に送られることになります。
社内、社外の様々な加工を組み合わせてご要望の製品を実現した事例がたくさんありますので、何かお困りの際は是非お気軽にご相談ください。
