東洋精密工業 BLOG

エッチング加工プロセス解説:材料~整面編

プロセスイメージのページにも簡単な図を掲載しているのですが、それだけではなかなか伝わりにくいところもあるかと思いますので、エッチング加工をプロセス毎に解説してみようと思います。

今回は初回ということで、まず当社加工の最上流、材料~整面編をお送りいたします。

色々なところで触れていますが、当社で最も使用する頻度が高い材料はステンレスです。
その他、銅や銅合金、鉄ニッケル系の合金などを独自のネットワークを駆使して入手し、使用頻度の高いものは常時在庫するようにしています。

当社工程を流すのに都合の良いサイズにカットしてもらったものを購入してくることが多いですが、社内にシャーリング機も保有しており、大判やコイルから切り出して使う場合もあります。

材料は混入などしないように整頓して保管し、管理システムを用いて使用量や在庫数量を正確に把握できるようにしています。

生産管理からの指示で必要数量を出庫した後、材料の洗浄工程に進み、薬品と純水を用いて材料の汚れや油分を綺麗に除去します。
(この工程を「整面」と呼んでいます。)

ここで材料に汚れが残っていると、この後の工程で貼り付けるフォトレジストの密着が悪くなり、様々な不良の原因となる為、洗浄工程でしっかり汚れを落としておくことが大切です。

洗浄、乾燥を終えた材料はそのまま次工程に送られます。

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