CCMT、お悩み解決事例②
これまた別の大手電子部品メーカー様でのこと、ある部品を組み立てる工程で困っており、なんとかしてくれないか、というご相談でした。
で、内容を確認していくと、これがなかなか難しいお話で、その部品自体が何と言ったらいいのか、失礼ながら、とにかく変な形をしている上に「触って良い箇所が限定されていて」「しかもそれが部品の外周部ではない」という、それまでのCCMTのセオリーが全く当てはまらないご案件だったんです。
これには弊社の設計担当者も頭を抱えました。もしかしたら少し泣いたかも知れません。
が、そうは言いながらもああでもない、こうでもないと色々とアイデアを絞り出し、最終的にエッチング、拡散接合、溶接、切削、曲げなど無数の加工を組み合わせて、件の部品を固定できるトレイを完成させました。
そもそも対象がチップ形状から程遠いですから、「CCMT」と呼んだものかどうかも微妙なところですが、とにかくご要望の通り部品を固定し、きちんと組立てられる工程にすることができた事例です。
こんな風に、標準的なCCMTのスペックに当てはまらなくてもアイデア次第で何とかなる、かも。
もし何かお困りのことがあれば、諦める前に是非一度ご相談ください。
それでは、また。