東洋精密工業 BLOG

CCMTってこんな時に便利なんです

ポケットに入れた対象物を簡単に精度良く位置決め、固定することができる「CCMT」。
その便利な機能を活かして、色々なところでお役に立っています。

一番はやっぱり小さな部品の組み立て工程でしょうか。
ある部品の上に別の部品を乗せる、部品と部品をボンディングする、蓋をする、そういった工程は対象の部品をしっかり位置決めして固定するCCMTが最も得意とする舞台です。

ボンディングの予熱であったり、そのままリフロー炉に入れたりと、とかく高温になりがちな工程ですが、そこは金属製の強み、その程度の熱ではビクともしません。

他には印刷工程なんかも得意分野ですね。位置決めして対象物の同じ位置に印刷できるようにし、クランプ機能で対象物が版に持っていかれることも防ぎます。

カメラによる検査工程や電気検査工程なんかでも、対象物が必ず同じ位置にいることで検査がとても楽になります。

少しだけ苦手なのは洗浄など、液体を使用する工程です。
バネが動く都合上、どうしても構造上の隙間がありますので、液体が内部に入ってしまうんですね。
でも、そこは日々進化するCCMT。
入ってしまった液体が抜けやすくなるような工夫をするなどで、ちゃんと使っていただけるようになった事例も着実に増えてきました。

当初チップ形状の対象物が多かったので「Chip Clampable Metal Tray」の名が付きましたが、今となってはチップ以外を対象としたご案件の方が多いかも知れません。
最近よく見るところだとパッケージ、ハウジング、樹脂基板やウエハなどでしょうか。
形状も円や円柱はかわいい方で、「これどこ掴むの?」っていうような変わったものもしばしば。

ズラっと並べてみましたが、これでもまだまだ一部のご紹介です。
CCMTはもっと色々なところで活躍していますし、まだ見ぬ活躍の場がたくさんあると思っています。
「これ、もしこの工程で使えたら便利じゃない?」と、少しでも思ったら弊社営業担当者までお気軽にご相談ください。

それでは、また。

 

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