東洋精密工業 BLOG

事業のご紹介:回路基板事業

DSC_1077

写真は当社の排水処理設備の放流口の近くで飼っている金魚たちです。
設備で処理した排水が水槽を通るようになっており、万が一、設備の不調などで環境に悪影響のある物質が外部に流れ出すような事態になった際、身をもってそれを伝えてくれる重要な役割を担っています。

…いるのですが、幸いなことに、そういう事態がとんと発生しておらず、今ではすっかり金魚離れした大きさに成長していますね。
水槽を覗きこむと浮かんできて「エサをくれ」と口をパクパク。なかなか愛嬌があります。

これからも元気で泳ぎ続けてくれるよう、設備もしっかり管理していきます。

さて、事業紹介の第三弾。今回は「回路基板事業」をご紹介したいと思います。

「回路基板」事業という名前にはなっていますが、実際には色々な基材の上に「薄膜パターニング技術」や「厚膜パターニング技術」を用い、お客様からご依頼いただいた形状にパターニングされた「機能性の膜」を形成している事業で、「回路基板」にとどまらず、様々なものを作っています。

「薄膜パターニング」とはスパッタリングや蒸着、メッキによって一旦基板全面に金属膜を作り、その後「フォトリソグラフィ」を用いて必要な箇所のみに膜を残してパターンを形成する方法、一方「厚膜パターニング」は「スクリーン版」を用いて必要箇所にインク(ペースト)を「印刷」し、その後、乾燥、焼き付けを行ってパターンを形成する方法です。

最終的に「パターニングされた膜を形成する」というゴールは同じなのですが、そこに至るアプローチが異なり、装置やプロセスも全く違うものになっています。

一般的な基板と言えば緑色の樹脂基板を使ったものが多いですが、当社ではガラス、金属、セラミックスを始めとする様々な基板材料を取り扱っており、パターニングする膜も電気を通す為の金属膜だけでなく、逆に電気を通さないようにする為の絶縁膜や遮光膜、保護膜など多岐にわたります。

その他、基板自体を加工する技術や実装、組立、検査、信頼性試験など、パターニング以外にも様々なリソースを準備し、お客様のご要望にお応えできる体制を整えております。

いくぶんニッチな領域の加工技術ではありますが、ご興味、ご関心がありましたら是非お気軽にお問合せ下さい。

資料のダウンロードバナー

ページの先頭へ移動