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「通じる?通じない!?」社内方言のお話

前回の不具合モードのお話で「当社独自の呼び方なので他社さんには通じないかも」というようなことを書きましたが、「そういえばこれって当社内でしか使ってないよな」って言葉、いわゆる社内方言があることに気付きましたので、心当たりをいくつかご紹介してみたいと思います。

 

・アフターエッチング
ケミカルによる梨地処理(面荒らし)のことです。「ソフトエッチング」とか「酸洗い」とか呼ぶところもあるようです。
通常の工程であればエッチングで形状加工した後に再度軽くエッチングして梨地処理を行いますので「アフターエッチング」と呼ぶようになったんだと思いますが、中にはエッチング加工前の材料の状態で梨地処理するものもあり、そうなってくると「アフターエッチングの後にエッチング加工する」という時制的によく分からない状況になってしまいます。

・01部品、02部品、03部品…
積層製品を作る際の各層の部品を最表層から順にこのように呼びます。読み方は「ぜろいちぶひん」「ぜろにぶひん」「ぜろさんぶひん」です。
複数枚重ねても同じ部品であれば「〇〇部品」のところは変わらないので、例えば「01部品を10枚重ねて作る10層品」もあれば、「01部品を2層、02部品を5層、03部品を3層重ねて作る10層品」もあります。
製作手配をする際の社内システムで、各部品の入力画面に「01」「02」「03」…と表示されるのをそのまま読むようになったんだと思います。
ちなみに単層品は全て「01部品だけでできている」ということになります。

・新版、再版
これは社内方言なのか、エッチング業界一般で使う言葉なのか微妙なところですが、原版から作成する新規品を「新版」、リピートで作成するものを「再版」と呼びます。
「版」と言いながら指すのは原版の方ではなく、エッチング加工品なのがちょっと違和感なのですが、多分「新しく原版を作って製作する製品」と「前に作った原版を再度使って製作する製品」という意味合いなんでしょうね。
一般的には出版業界で使われる言葉だと思うのですが、エッチング自体が銅版画の時代から印刷産業と深く関係してきた技術なので、その辺りの影響もあるのかもしれません。

・断裁
上の項を書いていて気付きましたが、そういえばこれも印刷とか製本で使われる言葉ですね。
一般的には「印刷、製本の加工工程の一つで、印刷された紙や白紙を断裁機で切る作業のこと」ですが、当社内で「断裁」というとシートで加工した後、ブリッジ部を折り取って製品個片に分割する作業を指します。
「折り取る」作業なので「断つ」とか「裁つ」とかからは程遠いのですが、いつの間にか何の違和感も持たずに使うようになっていたことに今更ながら愕然としました。

 

いや、慣れって怖いですね。
それと気付かずに使っている社内方言が他にもある気がしてきました。
もし当社営業担当者がお打ち合わせ時に謎の言葉を口走ったら、それはきっとそういうことです。

他にもまだまだ出てきそうですが、長くなりそうなので今回はこの辺りで。

それでは、また。

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