製造事例
エッチング加工による面状発熱体(ヒーターパターン)の製造
概要
金属エッチング加工で作製した面状発熱体(ヒーターパターン)です。
面状発熱体とは金属箔に電気を流して発熱させるヒーターで、薄く、フレキシブル性に富んでいることから狭いスペースや曲面の加温に用いられます。
PETやポリイミド等の絶縁フィルムに貼り付けられたステンレス箔をエッチング加工するのが一般的ですが、当社ではステンレス箔単体での加工にも対応することができます。特殊なプロセスを採用することにより、ステンレス箔単体の場合でも、パターン間にブリッジ(ツナギ)を付けずに加工することができ、加工後の切り離しの手間や変形リスクがありません。
尚、いずれの場合もエッチング加工は片面から行いますので、断面形状は通常のエッチング加工品とは異なります。
一般的な設計ルールはこちらをご参照ください。
使用用途
ヒーター
製品仕様
- 材質:SUS304
- 加工方法:エッチング(ブリッジレス片面エッチング)
- 板厚:0.05mm
- パターン幅:1mm