製造事例
ガラスカット後の端面仕上げ加工
定格外のフォトマスクをご依頼いただいた場合、一回り以上大きな定格の材料に描画した後、ご要望のサイズに切り出して作成するのが一般的です。
その際、社内で通常対応しているスクライブカットではダイヤモンドカッターでスクライブ線(細く浅い溝)を入れてから折り割る方式である為、どうしても切断部にテーパーが生じてしまいます。
ほとんどの用途では問題にならず、そのままご使用いただくことが多いですが、稀にこのテーパーが嫌われることがあり、その場合は専用の装置を持つ外注先に切断を依頼して対応していました。
今回は、それに社内で対応する為、ドリル加工機を用いてテーパー部分を削る仕上げ加工を行った事例の紹介です。
仕上げ加工を施すことによりテーパーが除去され、見栄え、寸法精度も向上しています。
また、これまで外注に出す為に掛かっていた費用と時間が削減される為、社内対応できる仕様であればコスト、納期面でもメリットを出すことができると考えています。
製品仕様
- 材質:合成石英、ソーダライムガラス
- 厚み:~5mm(実績値)
- 加工形状:矩形のみ